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小選挙区制ってどうなの? [総選挙]

昨日、東京都江東区亀戸で、
街頭演説中の総選挙候補者らがバケツの水を掛けられる、
という事件がありました。

水を掛けた男は公職選挙法違反で現行犯逮捕されました。
容疑は認めていて、
「選挙カーの声がうるさかった」というのが理由だとか。
また酒を飲んで酔っぱらっていたとも。

亀戸というのは、私も通勤途中に通る街ですが、
このニュースを読んだ時、
誠に不謹慎だと思いながらも、
心の中では、
「Nice!」
と叫んでしまいました。
(水を掛けられた候補者の方、ごめんなさい。)

まあ、気持ちも分からんでもありません。
でも、今年はあまり見かけませんね。
各候補者とも気を使っているのでしょうか?
市民に不評なのは分かっているでしょうからね。
暑い時期だけに、余計気にしているのかも。


毎日新聞、読売新聞等の記事で、
「民主党300議席を超える勢い」
など書かれているのを読んだ方も多いでしょう。

小選挙区制はこれがあるんですよね。
各選挙区で最高得票数を得た一人のみが当選するので、
ちょっとした支持率の違いが選挙結果に大きな影響を及ぼす。
4~5%の違いで全然変わっちゃいます。

まさに前回の総選挙が好例ですよね。

あの当時、民主党の支持率もそれなりにありましたが、
まだ小泉自民の支持率が高かったので、
結果は自民党の圧倒的勝利に終わりました。

小選挙区制の特徴としては、
・死票が増える。
 そのために比例代表制並立にしているのですが、救える票はある程度です。
・極端な結果になりやすい。
・そのため、政権交代は起こしやすい。
・ゆえに、政権政党に常に危機感を持たせる効果がある。
・二大政党制を作りやすい。
等と言われます。

私的には、
結果が支持率以上の結果に終わる(議席数増)ことが多いために、
勘違いしやすいのだろうな、と思っています。

また、
「政治家が小粒になる」
「人気・知名度優先の選挙になる」
「大局を見られる政治家が育たない」
イメージとしては、市議会議員の延長のような国会議員が増えるということかな?
これらの批判はよく聞くところです。

仮に今回の総選挙で民主党が大勝するようだと、
支持率35~6%の政党が、
衆議院での2/3を占めるような政権が誕生することになるのかもしれません。

そうすると、有権者の間とのネジレが問題になりますね~。

有権者の間では2/3が民主党以外を支持している(支持政党無しも含めて)のに対して、
国会においては民主党が2/3を占めるという変な状況が出現します。

こんなことや、
先ほどの死票や、
票の格差、現行制度では実質の票の格差は報道されているよりもっと拡大しているハズ、
の問題などを含めて、
そろそろ、選挙制度を議論し直しても良い時期に来ているような気がします。

現状の日本のように、
支持政党無しという人たちが30%を超えるような国の選挙には、
今の選挙制度は馴染んでいないように思えるのですが・・・




 

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静かな選挙戦 [総選挙]

so-netブログのアクセス解析に、
検索ワードの項目がありますよね。
今日何気なくそれを見ていたら・・・

「総選挙」「民主党」「政権交代」などの検索ワードに続いて、
「フェチ動画」なる検索ワードがありました。オイ!

フェチ動画なんてUPしたこともないし、
単語として使ったこともない。
なのに、なにゆえ「フェチ動画」?

不思議なのは、「フェチ動画」で検索した人がいて、
しかも、このブログが検索結果に表示されてた。
そして、一見検索ワードとは何の関係も無さそうなブログを訪れる。
不思議だ。


さて、気を取り直して。

何か、公示日以降がいやに静かです。

自宅の最寄駅で演説をする候補者も居ず、
朝の駅前で支持者の駅立ちもない。
選挙カーが走り回る訳でもない。

これが、勤務先の東京都内もそうなのですよ。
静かなもんです。

仕事で出歩いても、
街頭演説に出くわすこともないですし、
ホントに総選挙10日前?ってな感じです。

過去の選挙の時は仕事中など選挙カーがうるさかったものです。
特に私の勤務先は千代田区と台東区の境目にあり、
両選挙区の候補者の名前が連呼されて、
それは大変でした。

なんでしょう。
解散の前後にあった熱気のようなものが、
サァーっと消え去ってしまったようです。

これは自民党が思い描いていた展開のような気もする。

選挙戦が長丁場ですし、
途中で絶好のワイドショーネタがお茶の間に提供されていましたからね。

しかも、ここにきてインフルエンザがまた猛威を振るい始めました。
次から次へとよくもまあ。

有権者もなかなか選挙に気が向かない、
中だるみって感じかな?

しかし、選挙は最後の一週間が大事だと言われます。

民主が再び勢いを取り戻すのか。
自民・公明の巻き返しはあるのか。
それとも、第3の勢力が台頭するのか。

何か、自民党が地味に支持率を回復しているようにも感じられますし、
共産党、みんなの党あたりも、
ジワリと支持を受け始めているようにも感じています。

政策論争も一通り出尽くした感あり、
最後は有権者の気持ちに訴えかけられるものを持った党が支持されるのでしょう。

いや、案外最後の決め手は、
投票日当日の天気だったりして。
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医療制度改革 [総選挙]

おかげさまで、当ブログのアクセス数もボチボチ増えてきています。
(大したアクセスではないのが、お恥ずかしいところですが・・・)

それに従って、あまり歓迎できないトラバも徐々に増えています。トホホ・・・

さて、今日はちょっと医療制度に思うことがあるので、
書きたいと思います。

私的に今、喫緊の課題は医療制度改革だと思っています。
もちろん、外交・安全保障問題は大事です。
財政健全化も、年金も、税金、格差、等々全て大事です。

でも、私の中での優先順位としては「医療」なのです。

きっかけは、ここ数カ月に私の身の回りで起きた出来事です。

まず、GW中に私の親父が頭に大怪我をしました。
なんと!79歳の老人が頭を二十数針縫う怪我を負いました。
一体何をしでかしたのやら・・・

病院に駆け付けた時に目にしたのは、
救急治療室の床一面を真っ赤に染めた親父の血の海でした。
(病院の皆様、その節はありがとうございました。)

それから2週間ほどしたある日、
義兄がくも膜下出血で倒れました。
幸い発見が早かったので、事なきを得ましたが。

その後、いつも一緒にサッカーをやっている友人がプレー中に鎖骨骨折。

この3件に共通していたのが、
「受け入れてくれる病院が見つからない」
でした。

こんな話を友人の医師に話したところ、
「東京はまだいいんだよ。ちょっと大都市圏を離れたら、もっと大変なんだよ~。」
と言っていました。
ニュースでよく救急患者受け入れ拒否の問題が報道されますが、
まさか、自分の身の回りでこうも立て続けに起きるとは思ってもいませんでした。

さらに、別の話ですが、
私の自宅近くでこの半年ぐらいの間に、
3件の病院が廃業するということがありました。

いずれも、産婦人科医院です。

そうそう、かの友人曰く、
「産科と小児科は大変なんだよ。
子供と長く付き合うと感情移入しちゃうから、
何かあった時の精神的ダメージは立ち直るのに時間がかかるんだよね。」
しみじみと言っていました。

1件は産科を止めて婦人科のみにしたということなのですが、
他の2件は病院の跡地にマンション建設中です。

いずれにしても、今の医療制度では、
病院経営がキチンと成り立っていかないのでしょうね。

診療報酬値下げ、医師・看護師の長時間労働、地域格差、
背景にはさまざまな問題があるのだろうと思います。

単純に医者の人数を増やせば良いということでもなさそうですし、
医療制度全体を見直す必要があるのだろうと感じます。
しかも緊急に。

一番良いのは、皆が健康に長生きすることだということは分かります。
日本は長寿の国で、それ自体は喜ばしいことなのですが、
将来にわたっても長寿が喜ばしいと言える国であり続けることができるのかどうか。

私自身、
・尿酸値が高い
・中性脂肪が高い
・γーGTPが高い
と偉そうなことを言える健康状態ではありませんから。

もしかして、このチョット危ないが、
日本の医療制度崩壊の遠因になっているのか?
(まだ、要治療の段階まではいっていないのが救い?)

この総選挙で、どの党が政権を取るにしても、
いや、党の垣根など越えて医療に関するさまざまな問題を、
速やかに解決していって欲しい。
非常に難しい、時間のかかることなのでしょうけど。


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閑話休題 [総選挙]

ようやく、公示日がきました。
いよいよ選挙戦も本格化します。

お盆前が第一部とすれば、
これからが第二部の幕開けです。

各候補者陣営も作戦を練っているところでしょう。
ところが、私の住む選挙区では、
まだまだ、静かなものです。

街頭演説をしている候補者もいませんでした。
返って先週の方が騒がしかったくらいです。

先日、新聞に民主党候補者のチラシが折り込まれていました。
民主党のマニフェストがアレコレと綴られていましたが、
アレっと思ったのが、
「高速道路無料化」については、まったく触れられていなかったことです。

おそらく、私が住んでいる地域では、
首都高速道路が無料化されないのであれば、
「高速道路無料化」を訴えるメリットがあまりなく、
むしろデメリットになってしまうと考えられるからかな?
なんて想像してみたり。

一方、先週でしたか、
自民党候補者には麻生さんが応援に来ていました(麻生さんの派閥みたいです)。
街頭演説はかなり盛り上がった(目撃者談)ようですが、
プラスになったのかどうか。

今のところ、大きな支持率の差は無さそうです。
どちらに転んでもおかしくない情勢と見ています。
両党以外の候補者は、さすがにチョット分が悪いかな。

私個人は、少数派の意見は大事にすべき、
というスタンスなので、
無所属の候補者の方とか応援したくなっちゃうんですけどね。

主婦の間での評判で言うと、
民主党の候補者に対して、
逆ギレされた、とか、態度が横柄だ、等々言われているようです。
まあ、あくまで噂です。

対する自民党候補者はというと、
これがまた、頼りなさげなんですよね~。

その他の候補者に関しては、
ほとんど情報が入ってきません。
というか、集めてもいないので入ってくるわけもありません。

私は、マニフェストは読まないので(家内には怒られますが)、
やっぱり、いつも通りの、
「その選挙で一番劣勢(そうな)人」を応援することになりそう。
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驕り [民主党]

今日は、何を書こうかな?
と思い、ネタをしいれていたのですが・・・

今日はあまりにも憤りを感じる出来事がありましたので、
その件について。


もう何も言うことはありませんね。
まさに「驕り」でしかないでしょう。

http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=pol&aid=20090817-570-OYT1T00738

これに比べれば、

http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=pol&aid=20090817-570-OYT1T00789

これなどは、問題にならないくらい可愛いもんです。

すでに政権を取ったと言わんばかりに、
何をやっても許されると思っているのか。
これは許せません。

私は個人的には、
今後2週間の選挙戦を見て投票行動を決めようと思っていましたが、
少なくとも民主党に投票することは、
これで無くなりました。
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メディアによって支持率が違う [選挙戦略]

ちょっと、昨日の続きっぽい記事です。

実はネットユーザーには自民党支持者が多いのか?
というのがニコニコ動画のアンケート(昨日の記事ニコニコ動画のアンケート結果を)によって感じられるのですが、
根はそんなに単純なものでも無さそうです。

というのも、
テレビの視聴時間が長い人ほど民主党支持の割合が高くなる傾向がある
らしいのです。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090808-OYT1T00191.htm

確かに今回の総選挙に対する世論調査はそうなっているということです。

つまり、情報源がテレビ、新聞などの既存のメディアに頼る人は、
民主党支持になる傾向があるらしいのです。

さて、そうすると気になるのは前回の総選挙のときのことです。
どうだったか、というと、
テレビの視聴時間が長い人ほど自民党支持の割合が高くなる傾向がある
でした。
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news/20050827it13.htm

今の民主党なんてもんじゃなく、
自民党の支持率50%ぐらいになってますね。

一部には各メディアの偏向報道の影響だ、
などという意見もあるようですが、
コレ、要するに、「劇場型」が受けるということじゃないですか?
単に、ワイドショー受けする選挙戦略で臨んだ党に、
より多くの票が集まるようになってしまっただけなのでは?

政策は二の次で、今回は民主党の方が目立っているので、
民主支持になっちゃう、みたいな。

たぶん、小沢さんはこのことをよく分かってて、
しきりに刺客候補(若くてルックスも良い女性候補)を立ててる。
まあ、流石というか何というか。

しかし、こうなると多くの有権者にとっては、
実はマニフェストとかあんまり関係ないのかもしれない、
という疑問が起きます。

いかにテレビのワイドショー受けする選挙戦を展開できるかが、
選挙の鍵になっているということ?

ここで、ハッと気付きました。
もしかして、民主党のマニフェストを巡るドタバタはこれが原因なのかもしれない、と。

小沢さんや藤井さんは、
「財源などは後でどうとでもなるから、まずは政権をとることだ」
と考えているようです。

そういうことであれば、マニフェストでも細かい部分は置いといて、
まずは派手に花火を打ち上げてしまえ、となります。

これが、修正に次ぐ修正の原因になっていると感じます。
(岡田さん、もしかすると前原さんも、このマニフェストには不満を持っているかもしれない。
クソ真面目と言われるだけに、岡田さんには心苦しいところがあるように見える。)

とすると、日頃ワイドショーなどにあまり縁のない人、
どちらかというと、ネットが主な情報源だという人では、
自民党支持者が増えると考えられるのでしょうか?

ネットでは自ら欲しい情報を探し求めることが当たり前ですからね。

ニコニコ動画のアンケートに答えた人って、
もしかして、あんまりテレビ見ない?
だとしたら、このアンケート結果にも肯けます。
劇場型に毒されていないとも言えるのかもしれません。

良い悪いはさておき、
もしも、今回の総選挙で民主党が圧勝するような場面が訪れるとすると、
この仮定、案外当たっているのかも。
(なんか、まとまりのない記事になってしまったような気がする・・・)
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ニコニコ動画のアンケート結果 [支持率]

今現在、私個人としては、
「民主党意外に苦戦、自民党それなりに健闘」
そんな感じに終わるかなあ、と見ています。

根拠は過去の記事にいろいろ書いているので、
そちらを参照していただくとして、
面白いものを見つけました。

ニコニコ動画でのアンケート結果です。
「比例代表選挙において、あなたはどの政党に投票しますか?」
結果は、
「自民党」38.7%、「民主党」31.1%、「共産党」6.0%、
「公明党」3.0%、「社民党」1.5%

「小選挙区選挙において、あなたはどの政党の候補者に投票しますか?」
こちらの結果は、
「自民党」38.1%、「民主党」31.3%、「共産党」5.3%、
「公明党」2.9%、「社民党」1.2%

他の媒体での調査とは正反対の結果になっています。

回答数が85万!件だということから、
調査としては信用できるんじゃないかな?
おおよそ有権者数の1%ぐらいでしょうか。
おそらく、新聞社などが出している世論調査より、
圧倒的に大きいサンプル数ですよね。

まあ、この結果を鵜呑みにはできないと思いますが、
もしかすると、
一部においては風向きが既に変わりつつあるのかもしれませんね。

問題はメディアとしての信頼度かと思いますが、
変なフィルターが掛からない分、
素直な調査結果になっている?

ちょうど、自民麻生vs民主鳩山の党首討論もニコニコ動画で、
ノーカット放送されたましたよね。
そこでも、麻生さんを応援する声が大きかったようです。
(何故、各TV局はノーカット放送しなかったのでしょう?
圧力が掛った?)

で、その党首討論。
私が見たのは、報道ステーションだったのですが、
なにかしら、鳩山さん、一時期の勢いというか、
覇気が感じられなくなっていましたね~。

その前日でしたか、
日テレの6党首討論もありましたが、
その時にも同じ感想を持ち、
他の野党党首の方が言うことが明確で、
切れ味も上回っていたように感じられました。

疲れているのかな?
夏バテ?
それとも、単に討論が苦手?
なのかもしれませんね。
(あくまで、個人的な感想です。)
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橋下さんの発言に思う [民主党]

「戦後60年、霞が関と一緒にやってきた自民党が霞が関を解体できるかといえば、 無理」
昨日、首長連合として民主党を支持すると表明した、
大阪府知事、橋下さんの発言です。

また、
「政治的なリーダーシップを発揮できる政権運営の仕組みをつくることだ」
「純粋に『どちらが国の形を変えてくれるんだろう』という点だけで見た」
とも。

実はこの一連の発言に対しては、
何もありません。
その通り、アグリーです。

えっ!?

言いたいのは、この発言に至る民主党の動きに対してです。
ああ、それから、
私は基本的に中立の立場でこの選挙について書きたい、
書いているつもり(ホントか?)ですが、
今日は民主党に対して、
ネガティブな意見を述べさせてもらいます。
ですから、民主党支持の方、
ここから先には進まないでくださいね。

==============================

民主党がマニフェストだと言って最初に発表したのは、
いつだったでしょうか。

その時は皆が、民主党はそのマニフェストを掲げて選挙戦を戦うのだな、
と思ったハズ。
ところが、そこに橋下さんが噛み付いた。
不十分、期待ハズレだと。

そこから、民主党のマニフェストを巡る迷走が始まります。

直後、鳩山さんは、
「先日のマニフェストは最終版ではない」
と発言。

オイオイ、どうなってるんだ?
書き直すのか?

そして、小沢さんが大阪へ飛び、
橋下・小沢会談が実現。
ここで何が話されたのか、
知る由もないですし、知りたくもありません。

が、この会談後、橋下さんの態度が軟化します。

そして、修正・加筆され、
民主党マニフェストの確定版なるものが公表されました。
そこには、
「国と地方の協議の場の法律に基づく設置」
が盛り込まれ、
橋下さんらの主張する意見が反映されることになりました。

そして、昨日の首長連合、民主支持の表明へとつながります。

さて、以上振り返ると、
民主党の腰砕けぶりは見事なモノです。

一地方自治体の長が意見しただけで、
党の代表代行が大阪へ飛び、
マニフェストなるものを書き換える。

「なんだ、民主党って橋下さんの言いなりじゃん」

こう思いませんか?
好意的に受け取れば、
柔軟性があり、広く意見を取り入れている、
と受け取れなくもないでしょう。

しかし、民主党の今回のドタバタ振りは違うな~。

どう見ても、
橋下さんから「民主支持」の声を引き出したかっただけですね。
まさに、選挙のためだけ!
としか見えません。

この、政党としての芯の無さは致命的です。

あれだけ自信満々に、
さあ、見てみろ!と言わんばかりに発表したマニフェストを、
アッという間に書き換えてしまった。

最初のマニフェスト発表の場で、

「公約が実現できなければ政治家としての責任を取る!」

と、自信タップリに言い放ったのは良いけれども、
その公約がわずかの間に変わってしまいましたよ。
いったい、どの公約に対して責任を取るのですかね。
鳩山さん。
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東京都議会空転の影響はあるか? [民主党]

「臨時議会が異例の流会 都議会機能マヒ…空転続く」
これは、8月11日7時56分配信 産経新聞のニュースタイトルですが、
昨日召集されていた東京都議会が開催されなかった、
というニュースです。

焦点は、「新銀行東京の経営」と「築地市場移転」問題に関し、
特別委員会を設置するか、否かということのようです。
ここではこの件に関してはこれ以上突っ込みません。
ただし、ちょっと面白いなと思って取り上げてみました。

何が面白いかというと、
これが総選挙に少なからず影響を及ぼすのではないかな?
と感じたからです。

多くの都民が政権交代を訴えた民主党に投票しました、
都議会が麻痺していることも東京都民が選択した結果の一部です。
都議選の段階ではそれで良かったのでしょうが、
この東京都議会の流れを見て、
「あれ、何か違うな?」
と感じる人が出てくる可能性が小さくないのかな、と。

もし、今後も都議会の空転状況が続くようだと、
民主党に吹いていた風が急激に弱まることも有り得ます。
民主党に勝たせすぎた、
バランスを取ることが必要かも。
という流れが発生する可能性アリと考えていますが、
どうでしょう?

昨日、TVのニュース(どこの局だったかは忘れました)で、
ある世論調査の結果について触れていましたが、
自民、民主の比較だったと思います、
・今、投票(比例区)するならどこか?
・麻生さんと鳩山さん、首相に相応しいのは?
・政権担当能力のある党は?
という内容です。

結果は、
比例区で投票するのは民主党。
しかし、前回調査との比較では自民↑、民主↓。
首相に相応しいのは鳩山さん。
そして、政権担当能力は自民党。
という、なかなか面白い結果が出ています。

民主優位の基調は変わっていないのでしょう。
それでも、じわじわと雰囲気が変わりつつあることも感じられます。
そう、今にして思えば、
地方分権を巡る橋下さんとのマニフェストのやり取りのあたりが、
ターニングポイントだったような・・・

今回の総選挙は解散から投票日まで40日間の長丁場です。
しかもお盆を挟む事で、
一時的な中断期ができます。
これもまたやっかいなところでしょう(民主党にとっては)。
今週は静かな週末になるかもしれません。
本格的な選挙活動は来週からになります。

都議会運営の行方にも不透明感が漂っています。
報道などでは民主党圧勝の論調は崩れていませんが、
果たして、そう上手くいくかどうか。
まだまだ、行方は分からない・・・

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小政党はどうなる? [総選挙]

ここ数日間に連発した事件で、
世間の注目がそちらに集まっています。
完全に総選挙が吹き飛ばされてしまっている?
そんなこともないでしょうが、
酒井法子さんの捜査の進展具合によっては、
投票日ぐらいまで影響があるでしょうね~。

さて、本題です。
今年の総選挙において、
一番苦しい戦いを強いられそうなのは、
案外、自民党じゃなくって、
社民党共産党国民新党等の
小政党だと思うのですよ。

政権交代なるか!
が焦点になっている以上、
止むを得ない部分があるかもしれませんね。
ある特定の争点(例えば郵政民営化)が浮上していて、
それに対する賛成・反対ならば分かりやすい。
各党が有権者に訴えかける言葉も分かりやすくなります。

ところが政権政党選択選挙という流れになるとですね、
小政党では、その能力がないために、
どうしても選択肢から外されてしまうことになります。
民主党が過半数近くの議席を獲得できそうな時のみ、
連立与党の対象として存在意義が出てくる、
ぐらいの扱いをされてしまいそうです。

ただしその場合、政策において決定的に違う、
相容れない部分(安全保障、憲法など)が存在するために、
自民・公明のような安定した関係を築けるかどうかは、
甚だ疑問ですね~。
民主党が単独で過半数を握れない場合、
とっても基盤の弱い政権になりそう。

あとは、もう投票率次第と言ってもいいです。
高投票率なら、完全に民主党に票を食われるでしょうし、
低投票率に終われば、
それなりに浮上する可能性無きにしも非ず。
無党派の票の動向が大きな鍵を握ります。

私個人としては、
少数派の意見は大切にすべきだと思っていますが、
どうも、そうは成らなさそうな雰囲気です。
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